母の詩 「愛し子の見送り」
2005年 10月 31日
あなたの何回目の見送りでしょう
見送りはあなたの門出
時間がとれる限り見送りたいのです
体も心も言葉も成長し
晴れの門出に笑顔を見せるあなた
一人立ちを願い喜びちょっぴり
寂しさをはらって安堵するのです
手を振りながら小さくなって行くあなた
目標の山をめざし征服して
帰って来るでしょう
何時まで私はあなたを見送ることができるのでしょう
あなたよ 何時の日にか私の旅立ちを
見送ってください
この詩は、私が中学2年生、修学旅行に旅立った時に母が作ったもの。
いつまでも埠頭にたって、大声で私の名前を呼びながら手を振る母を見て、
思春期真っ只中の私は、「最後の別れでもあるまいし・・・。」と、なんだか
恥ずかしいと感じてしまった。
これまでたくさんの愛情をもらって、母にどれくらいの愛情を返してあげられただろう?
実家に帰ると時々、母は、彼女の「思い出の宝箱」の中からこんなものを持ち出してくる。
ほんと困ったものだ。
だから・・・泣かせないでよ。そんなことしなくてもまっすぐに育ってますってばぁ・・・。
たぶん・・・。
by dragonsommelier
| 2005-10-31 21:17
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