前へ進んでいくと、裁判官が、「英語は話せますか?」
キャ:「ハイ。」
栽:「それでは、始めます。 7月21日、TSTと中港城の横断歩道で・・・ブラブラブラ・・・、
これは事実ですか?」
キャ: 「ハイ。」
栽:「罪を認めますか?」
キャ:「ハイ。」
栽:「何か異議、申し立てはありますか?」
キャ:「あの・・・異議ということではないのですが、その日は体調が悪く、
風邪を引いてまして・・・・コホコホコホッ。」
咳がまた止まらなくなった。
栽:「聞こえません。私が理解している限りでは日本人というのは、
衛生面でもすごく気を使い、風邪を引いているのであればマスクをする
というのが
常識 だと思っていましたが・・・・。」
キャ:「・・・・・・・。」 (なんだ
コイツ 。)
キャ: (気を取り直して) 「ハイ、申し訳ありません。本日は初めての法廷ということも
ありまして、マスクをしていては失礼ではないかと思ってしてきませんでした。
大変失礼致しました。」
栽:「 フフッ・・・。 顔なんて見せる必要なんてありません。 (キッパリ。)
それでは、続けて下さい。」
キャ: (なんだ
コイツ 。 なんて嫌なヤツ....。)
キャ:「 ハイ、その当日はマスクをしていまして、咳もひどく予約を入れていた、
クリニックの時間に間に合わないのではと思い急いでいました。
信号が赤なのにも気づかず、信号無視をしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。」
栽:「 ・・・・・・・。 マスクって
目を覆うものではなくて、
口を覆うものですよね?
ということは、信号が赤だったことは、見えたはずですよね?」
キャ: (なんだ この
野郎 。 お前が裁判官じゃなかったら、
殺す。 )
「申し訳ありません。その通りです。 香港市民として、守らなくてはいけない、
交通法規を守らず、大変申し訳ないことを致しました。本当にすみませんでした。」
栽:「で、月収はどのくらいですか?」
キャ: 「はっ? ハイ・・・・ xxxxx 香港ドル。 です。 」
なにやら、裁判官はメモっている。
栽:「 それでは、罰金は・・・・・ HK
$300 とします。
が、払えますか?」
キャ: ニッコリ。 「問題ございません。ありがとうございます。」
栽:「それでは、退廷。」
なんだこりゃ? そういうことかい?
緊張したよ。 でまた、なんて嫌味なヤツだい? 裁判官ってヤツは?
香港在住13年。初めての裁判所体験。初めての被告人席。 フフフ・・・。
これ以上の罪を犯さないようにと戒めた・・・・。
風邪が未だに治らない・・・・今日からまたマスク着用の怪しげな日本人
キャメロンで・・・・ありました。