昇進試験結果発表!
2007年 08月 22日
インフライトサービス部のマネージャーから呼び出しがかかった。
私、何したっけ?前回のフライトでもこれといって何も問題なかったし、
授業でもこれといって何もなかったように思う。
不安なままその部屋に入ると、
マネージャーのミッシェルが、
「キャメロン、どうして私がここに呼んだかわかるわよね?」
と、聞いた。
キャ: 「ハイ・・・? 私、何かやっちゃいましたか?」
(でも、私、全然飛んでない・・・・んですけど・・・それが何か?」
ミ:「 おめでとう、 キャメロン!」
キャ:「ハ、ハイ・・・?」
ミ:「これからは チーフパーサー として、クルーをよろしくお願いしますね。」
キャ:「えっ???」
なんだかとたんに、涙がにじんできてこぼれ落ちそうになった。
キャ:「ほんとですか?」
ミ:「これから本当に大変だと思いますけど、あなただったら大丈夫。
そう思って、決めたんですよ。 キャメロンに。」
うれしかった。 本当にうれしかった。 やっぱり、これでいいんだと思った。
この会社は、いつも、 いつもそう 、私が
「ああああ・・・もうダメだ・・・やめちゃおうか? そうしちゃおう・・・・
その方が楽だよな~・・・・ここら辺で 潮時 とするか?」
そう思った時に、必ず私に 助け舟 を出してくれる。
欲張ってはいけない。
あれもこれもと全てを手に入れようとしても、私には無理だ。
私を必要としてくれる誰かがいて、どこかで私の日々の働きを見てくれていて、
そこでご褒美として、こんな機会を与えてもらえるなら、
喜んで受けて立とうじゃないか!
キャ:「ありがとうございます。これからも、今まで以上に頑張ります。」
ミ:「キャメロン、頑張らないでいいのよ。 そのままでいいのよ。
今のあなたに、私達は大いなる期待を持って決めたんですから。」
こらえていた涙が、ホロホロっとこぼれてしまった。
だから、私はこの会社に長くいてしまったのかな?
本当にうれしかった。 なんか報われたような気がした。
恋愛では、 全然ダメ な私ですが、
仕事では不思議なほどこれまで何の壁にもぶち当たったことがない。
本当にありがたいことだ。
明日は、エマージェンシーの試験。 これを落としたらこのチャンスも無駄になる。
プレッシャーだな。 こんなプレッシャーはいつものことだけど。 頑張らないとな。
ボスがいなくなって、目標を見失ってしまっていた私に、 新たな道 が拓けた様な気がした。
チーフパーサーというポジションがこれからまた、どんな勉強をさせてくれるのか、
本当に楽しみで、 この仕事の極みの極み、最終段階に突入した。
そんな気がした。
by dragonsommelier
| 2007-08-22 06:50
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